Laugh Style からだと向き合うブログ

コンディショニング、スポーツ、ダンス、感覚、文化、身体

うちの子は大丈夫?マット運動が苦手な子の特徴

目次

 

体操やトリッキングなどアクロバットが苦手な子の特徴

 

筆者はよく体操やトリッキング、カポエイラやダンスなどアクロバットな技や動きを練習したり教えたりしています。

その経験の中で得たアクロバットが苦手な子の特徴をまとめましたので、今日はその中の一部を紹介していきたいと思います。

 

 

 

特徴①:肘が過伸展である

基本的には構造物というものはどこかが曲がっていると重力に負けやすくなります。

クロバットでは手で支える動きをたくさん行うのですが、肘が過度に伸展(肘側に過度に伸びてしまう)し、まっすぐからずれてしまうと構造的に弱くなってしまいます。

構造的に弱い、つまりケガしてしまいそうになると人間の脳は身体を固めてしまうという特徴を持っているのでなめらかな動きを阻害してしまいます。

詳細はこちらのblogをご確認ください。

studio-laughstyle.hatenablog.com

こういうタイプの子はブリッジなどは柔らかさでできてしまいますが、バック転など強く床を押す動きが必要な技で苦労します。

リンク先に対応策が載っていますので知りたい方はチェックして下さいね。

 

特徴②:眼鏡をかけている

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身体の特徴ではないですが、眼鏡をかけているとそれを落とさないように動いてしまうため首の動きが制限されてしまいます。具体的にはブリッジ回転系などの技です。

ですので軽度の近視の場合は眼鏡を外して行った方が背骨を上手く使えるようになるでしょう。

ただ、強い近視や斜視などを補正するための眼鏡をかけている場合は、外すと平衡感覚や首の緊張に強い影響を与えますので、外して様子を見てきつそうなら眼鏡をつけたままの方が良いでしょう。

ですのでできることならコンタクトレンズにした方が良いでしょう。

 

特徴③:姿勢が内股気味でがに股が苦手

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よくレッスンの中でお相撲さんのように脚をがに股にさせる機会が多いのですが、これは側転などの片足でバランスを取る動きやジャンプ系の動きを覚える時に必要な動作となっています。

これが苦手な子は側転で立つときに内股になってしまい、上手く立てない場合が多いです。

また、がに股が苦手な子は内股気味(股関節内旋位)になるので、運動連鎖的に反り腰になりやすく、そういう姿勢の子は腹圧を高めずらいので体幹の力が弱い場合が多いです。

更に更に内股だと腸骨筋や大腰筋などの俗にいうインナーマッスルという背骨や股関節の安定を司る筋肉が緩んで上手く使えなくなってしまいます。そうなるとバック転などの強く早く体幹や股関節を曲げ伸ばしする技がかなり行いづらくなります。

 

特徴④:あごのバランスが整っていない

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顎を強く噛み締める癖があったり、矯正していたり、顎関節症の子は動きが固かったり、技が歪みやすい傾向にあります。

人は本来目線の位置がまっすぐになるように身体を使います。

身体のバランスが取れ目線が安定していると素直に楽に身体を動かせるのですが、顎のバランスが悪いと頭蓋骨を傾ける力が働いてしまいます。そうなると目線をまっすぐにしようと他の部位が緊張してしまいます。結果姿勢や動きが歪みやすくなります。

凝りやすい子はこめかみの辺りや顎回りの噛むと固くなる咬筋などの咀嚼筋をほぐすようにしてみましょう。

 

特徴⑤:原子反射が残っている

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原子反射とは簡単にいうと「赤ちゃんの生き残り機能」と言えます。

これが乳幼児期を過ぎても残っていると運動の発達を阻害することをこちらのblogで書いています。

studio-laughstyle.hatenablog.com

 

 

基本的にどの原子反射も卒業した方が良いのですが、今日はアクロバットに影響を与える代表的な原子反射について書いていきます。

 

押す力が弱くなるパラシュート反射

クロバットに影響が出る分かりやすい反射はパラシュート反射でしょうか。

この反射は例えば前方にこけそうになる時に身を守るために前方に手を伸ばして支えようとする保護伸展反応の一つのことです。

 

必要な時に姿勢反射である保護伸展反射が出れば良いのですが、卒業するべきパラシュート反射が残っていると、意識的に腕を伸ばす力が弱くなると言われています。

感覚的には腕を伸ばす反射なのだから伸ばす力が強くなりそうですが、逆で伸ばす力が弱くなってしまうんですね。

 

腕を伸ばす力が弱いというのはアクロバットではなかなか大変で、例えば壁倒立で頭が着いてしまう、側転でつぶれてしまう、前転や後転で上手く床を押せずできないなど、まさにマット運動の基本的な技がとても習得しにくい状態となってしまいます。

ちなみにこの反射を改善した子の片手側転のビフォアアフターがこの動画です。

レーニングや技の指導の前にこれらを改善することはかなり大事でしょう。

 

あごが上がると下半身が曲がる対称性緊張性頚反射

 

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対称性緊張性頚反射とは顎が上がると腕が伸びて逆に股関節や膝が曲がるといった動きが起こる原子反射です。

これらが残ると例えばバック転で後方に跳ぼうとした時に顎が上がると、膝が曲がり、膝が前方に移動していわゆる「膝が抜けた状態」となり、上手に後上方に跳ぶことが難しくなってしまいます。

ブリッジから立とうとした時に股関節が曲がってしまって上手く立てなかったり、バック転をしようとした時に足先が上がってしまう子はこの原子反射が原因で起こっている可能性があります。

 これは四つん這いの状態で前後に揺れたり、上や下を向いたり、ハイハイしたり、といったフロアでの運動をたくさんすることで改善の方向に向かっていきます。

 

 

 おわりに

クロバットを得意にしたい、させたい方はこれらの記事を参考にして動きの意識をしてみたり、体のケアをしたり、たくさん遊びを通じて運動をさせるよう心掛けてみてください。

 

体が動きたくなるような楽しい人生を。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LaughStyle 西村

 

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赤ちゃんの発達を促すスキンシップ~0~3か月編~

目次

 

赤ちゃんの発達を促すスキンシップ~0~3か月編~

 

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我が家も絶賛子育て中なのですが、皆さん初めての子育てはどうしたらよいか気になるところではないでしょうか?

今回はスキンシップをテーマに0~3か月のお子さんにどのように関わったらよいかをまとめていきたいと思います。

 

0~3か月までの赤ちゃんの特徴

・感情:心地よい気持ち悪いに敏感

・目:生後すぐはぼんやり、1点を凝視する、30cmくらいの距離のものまで見える

・首すわり:3か月くらいから安定

・耳:胎児期から聞こえている、高い音に反応しやすい

・指:把握反射で手に触れたものは強く握る

 

0~3か月の赤ちゃんへのスキンシップ

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・五感をフルに刺激する:特に抱っこをすることにより感覚がかなり刺激される。特に心地よい、楽しいという刺激を安心感の中で与えてあげる。

・欲求をかなえる:泣いたら抱っこしたり、おむつを替えたり、ミルクを飲ませたりして不安を安心に変えることで脳が穏やかに発達する。

指などをなめる:発達に必要な動作なのでたくさんさせてあげると良い。

・赤ちゃんとおしゃべり:脳に刺激を。高いゆっくりとした声で話しかける。話すのに困ったら実況中継で良い。眠たいね、ミルクのんだね、オムツ替えるね、など

たくさんからだを触ってあげる:特に肋骨や背中、口周りや手周りなど機嫌の良い時に触ってあげると、後々発育に好ましくない影響を与える触覚防衛反応を軽減させるのに役立ちます。

・この頃のおもちゃ:手で握れるガラガラなどの音のなるおもちゃ(手や聴覚への刺激)、天井から吊り下げるタイプのおもちゃ(視覚への刺激)

studio-laughstyle.hatenablog.com

これらの不安を取り除いてあげるという基本的なことをしっかりできる、ということが脳に良い影響を与える大前提となるのでしょう。

不安を長時間放っておいてしまうと、身体をこわばらせ、身体と脳の発育を遅らせてしまう恐れが。また、安心できない中での刺激は脳が受け付けにくくなったり、不快な情報に変わってしまう恐れも。

 

我が家の場合

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とまあ理論ぽいことを書いてきましたが、我が家の赤ちゃんは現在このブログを書いている時で生後1か月。

泣いている時に上記のことを意識して、抱っこしてあやす、おっぱいを飲ませる、オムツを変えることをすると当たり前ですがたいてい泣き止みます。

 

個人的には立ってゆらゆらさせながら、背骨の横を掻くようにマッサージしてあげると気持ちよくなって泣き止むこともあります。我が家の場合肋骨周りのマッサージはまだ嫌がる様子でした。

持つときは骨盤の仙骨から背骨を安定させながら頭を支える安定するポジションで上手く持てると心地良さそうにする印象です。

 

また、ガラガラ系の音のなるおもちゃを握らせようとしましたが、まだちゃんと持つことができず、これは我が家の場合まだ早いか、別の握りやすいものをチョイスした方がよかったようです。

寝たまま見える吊り下げタイプのおもちゃはかなり楽しそうで、たくさん反応しました。

 

子育ては思っていたより大変で気が抜けない

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これは世の子育てされている方皆思うことだと思うのですが、正直子どもが生まれるまでは、言っても自分の作業する時間くらいはとれるだろうと思ってしまっていましたが、ワンオペだと、なかなか大変だということに気づかされます。

基本的に窒息の恐れがあるので目が離しにくい、すぐ泣く、オムツ替えやミルクを飲ませる準備など、沐浴や、兄弟げんか(我が家の場合は従妹ゲンカ)などで事故が起こらないように監視・・・

これがハイハイや歩くなどで行動範囲が広がると更に気が抜けないというからもう・・・

ただこちらが不機嫌でいると赤ちゃんも不安になってしまいます。

不機嫌になるのは大抵のことは理解できないことと、身体や精神の疲労などから来るのでしょう。

理解できないことはこうやって調べてみたりして原因が突き止められるとすっきりして余裕を持って対応できるもの。身体や精神の疲れはボディケアや趣味、運動や相談などを使って上手く周るように自分自身もメンテナンスしてあげたいものです。

そのためにもできるだけ周りの助けも借りながら、子育て支援なども上手く活用しながら、赤ちゃんと育てる人の健康とをバランス良く考えていくことが重要なのでしょう。

 

まとめ

まとめると0~3か月の赤ちゃんは抱っこを中心としたスキンシップをたくさん行いつつ、不安をすぐに取り除いてあげるという基本的なことをしっかりしてあげようということが言えるでしょう。

とはいええらそうなことを書いておいて我が家もまだまだ子育て初心者。

分からないことも多いのでできるだけ情報を得る努力はしていかないといけないですね。

世の子育て世代の皆さん今日もお疲れ様です!良い意味で楽しみながら子育てしていきましょう^^

 

体が動きたくなるような楽しい人生を。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LaughStyle 西村

 

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『ICHI&LaughStyleスペシャルワークショップ』活動報告

目次

 

 ICHI&LaughStyleスペシャルワークショップ』活動報告

2019年10月までに世界でも活躍されてますICHIさんとコンディショニングスタジオLaughStyle合同のワークショップを4回ほど開催しました。今回はその活動報告をしたいと思います。

今回のワークショップのテーマは眼と首ということでこんな感じでワークショップを行いました。

身体が変わって皆さん感覚と向き合いながら受講されているのが印象的でした。

www.instagram.com

 

 

ICHIさんの経歴とワークショップの企画目的についてはこちらの記事をどうぞ

studio-laughstyle.hatenablog.com

studio-laughstyle.hatenablog.com

 

内容を簡単に説明すると、私西村のダンサーのためのケア&トレーニングWSと、そのトレーニングの流れからのICHIさんのLockダンスWSとなっています。

 過去のワークショップの様子はこちらから

腕と肩のトレーニング編

 

肋骨と背骨のトレーニング編

 

 

 

過去に行ってきたダンス&トレーニングワークショップのテーマ

具体的には4回にわたって以下の内容のトレーニングWS、ダンスWSを行いました。

◎1回目

腕と肩の可動域を上げる

→腕や首を楽に使うためのアイデア

 

◎2回目

・脚のコントロール力を上げる

→ステップの表現力を上げる

 

◎3回目

・背骨と肋骨の可動域を上げる

→グルーブやノリにつなげる

 

◎4回目

・眼の機能と首の可動域を上げる

→眼の機能を利用してフリを楽に踊る

 

ダンスは単純に音にのって無心で踊ったり、上手な人のダンスを真似したりすることも大事です。

しかし自分の動きの幅を上げるために、もしくはなぜその動きができるかを分析するためには身体に対する知識と感覚も必要になってきます。

自分の身体と向き合うことの大事さを今一度皆様に理解していただき、ダンスと身体を繋げるマインドを持っていただけたら嬉しいなと思います。

あとはケガ予防にもなりますしね。これとても大事ですよね^^;

 

主な参加者の声

・トレーニングの指導が丁寧で内容も興味深く、自分の身体が変わっていくのが分かった。

・トレーニングやボディケアをした身体でダンスWSを受けるといつもより身体が動きやすく、楽しく受講することができた。

・トレーニングの知識は多少知ってはいたが、新しい知識を得ることができたしそれをダンスにどう活かすかという観点が面白かった。

・ダンスをしていて慢性的に痛い部分があるが、ケアの仕方や楽に動くためのアイデアを知れて良かった。

・先生の動きを見てもどう動かしたら良いか分からないことが多いが、その動きの元となる身体の使い方や秘訣のようなものを知ることができて勉強になった。

 

まだまだ内容が難しかったり伝え方やリンクのさせ方など改善点もありますが、少しづつアップデートしながらこれからも身体と感覚を鍛えることの大事さ、ダンスと身体を結びつけることの楽しさを一般の方に広げていけるよう活動していきたいと思います!

 

というわけで次回は12月1日に行う予定ですので興味のある方はお早めにお申し込みください!

 

次回のワークショップは12月1日(日)開催!

◎ワークショップ詳細

【日時】2019年12月1日(日)

①ダンサーのためのトレーニングWS 10:00~11:30 

講師:西村(コンディショニングスタジオLaughStyle代表)

②格好良いLockを踊るためのダンスWS 11:45~13:15

 講師:ICHI(茨城を代表する世界で活躍するLockダンサー)

終了後 質疑応答 個別練習等 ~13:30

【場所】スタジオLinK(〒300-0832 茨城県土浦市桜ヶ丘50-21日の出ビル2F(久月様2階))https://studio-link.net/

【参加費】1レッスン2500円 2レッスン参加で4000円

【対象】18歳大学生以上、ダンス経験者

【定員】10名程度

【持ち物】飲み物、タオル、ある方はヨガマット等(こちらでもお貸しします)内履き等

【内容】

①~LaughStyleプレゼンツ~ダンサーのためのトレーニングWS

②~ICHIプレゼンツ~トレーニングを応用したLockWS

【申込み方法】

メール「studio.laughstyle@gmail.com」宛に

①お名前 ②電話番号 ③参加WSの番号

をご記入の上メールにて申込みください。

もしくはどちらかの講師に直接お問い合わせください。

【申込み期限】11月1日(金)10:00~11月30日(土)21:00

【連絡先】

〇ICHI

[Mail] boog_ichi@yahoo.co.jp

〇コンディショニングスタジオLaugh Style 代表:西村惣一

[TEL] 070-6521-0908

[Mail]studio.laughstyle@gmail.com

[URL]http://laughstyle.wix.com/studiolaughstyle

 

皆さんの参加をお待ちしています!

www.instagram.com

 

体が動きたくなるような楽しい人生を。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LaughStyle 西村

 

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こんなワークショップも開催しています

スタジオLaughStyleでは身体の使い方やトレーニングのワークショップ指導も行っています。

競技者のためのケガをしない身体の使い方、早く走るためのワークショップ、可動域を上げる練習方法、当たり負けしない安定性を上げるトレーニング、アクロバットのための身体作り指導等、ワークショップのご相談はお気軽にご相談ください。

 

コンディショニングスタジオLaughStyle

studio.laughstyle@gmail.com

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ラクロス選手に向けてのトレーニングWS



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縄跳び選手に向けてのトレーニングWS



 

大学ストリートダンスサークルへのトレーニングワークショップ風景 

 

クロバットをしている人へのトレーニング風景

 

www.instagram.com

職場への出張健康指導の風景

 

www.instagram.com

地域のバドミントンクラブへの指導風景 

 

チアでのアクロバット指導風景

 

 

10月のフロアトレーニング練習会活動報告

目次

 

10月フロアトレーニング練習会開催しました

2019年10月20日ニューバランスアリーナにてフロアトレーニング練習会を行いました。

10/20にフロアトレーニング練習会を開催しました。参加された皆様お疲れ様でした✨今回はななめの動きをたくさんトレーニングしました。空間軸の固定観念をなくして身体の感覚に委ねることも大事ですね。難しく思えるななめの動きも考え方さえ分かれば意外とすっきり練習できます😁 #training #conditioning #floor #floormove #studio #laughstyle #mobility #core #feel #コンディショニング #トレーニング #フロア #フロアワーク  #コア #モビリティ #フロー #ニューバランスアリーナ #トリッキング

この練習会は身体を自由に使うためのヒントを教えたり、感覚を鍛えたり、身体や動きを探ることを目的に行っています。

 

 

フロアトレーニング練習会とは具体的になにをしているのか

フロアトレーニング練習会は以下の目的で行っています。

対象:身体の感覚や動きを鍛えたい人、楽しみたい人、具体的にはアクロバットをしている人、ダンスをしている人等

目的:身体を自由に使うためのヒントを手に入れる、具体的にはアクロバットやフロアでのなめらかな動きができるようになる、またその前提として感覚や動きにフォーカスを当てられるようにする、トレーニングと感覚と動きの関係性のインプットとアプトプットを行う

内容:基本的なストレッチ、アップ、その時によってさまざまな機能的トレーニング、フロアでの動き、2人以上でのコンタクト系の動き、トリッキングなどのアクロバットな動き等

 

 

なぜこんな練習会を行っているのか

 

LaughStyleで機能改善、パフォーマンスアップを目指している方の動き。以前は逆立ちを行うのもやっと…という感じでしたが最近は片手での動きにもチャレンジできるくらい体幹や関節の安定性が高まってきました。身体の機能が上がると自然とできる幅が広がります。片手マカコまでもう少し!がんばっていきましょう!#conditioning #traning #macaco #stability #sports #fitness #strength #mobility #confidence #functional #movement #japan #core #トレーニング #スポーツ #フィットネス #スタイルアップ  #ダイエット #機能的な体 #からだが楽に #らふすたいる #笑顔 #茨城 #つくば #えのきど #LaughStyle

基本的にはアクロバットの通常のレッスンでは最短である動きや型をしっかりと教えることが必要となってきます。

例えば逆立ちができるようになる、とか、きれいなマカコやバク転ができるようになるとか、そのために、ストレッチをしっかりする、とか最低限の体幹トレができるようになるとか、

まあそれが目的ですので当たり前といえば当たり前なのですが…

 

しかし、最短で教えることには弊害もあります。

例えば自分で練習ができない、技を練習する以外の練習方法が分からない、技以外の動きや感覚を磨こうとしない、その環境でないと練習ができない、考え方が凝り固まる、新しい動きを発掘できないなどなど

 

ですのでこの練習会では身体や動きのルールをこちらから投げかけて、それに沿って自由に感覚を探る、型にはまらない様々な動きに挑戦することをメインの目的の一つとして行っています。

もう一つは具体的な動きや技も練習させますが、基本的には自分たちで決めて自分たちで探って自分たちで助け合うことができるようにさせることがもう一つの目標となります。

 

クロバットってできないとへこむんですけど、試行錯誤するところに一つの楽しみがあるんですよ。

または練習しているうちに別の新たな動きができるようになったりとか、思いついたりとか、マネしたりとか、そういう寄り道も楽しいんですよ。

 

そしてそういう寄り道が実は一つの技の動きを習得することに重要だったりします。

 

伝説のオリンピック体操選手加藤沢男の練習とは

 

筆者は筑波大学体操競技部出身です。

メキシコ、ミュンヘンモントリオールオリンピックで数々のメダルを手にした体操選手加藤沢男先生は筑波大学(厳密には東京教育大学時代)OBであり、加藤先生の練習エピソードは部員は必ず聞かされるのではないでしょうか?

そのエピソードとは、わざと色々な失敗をする練習をすることらしいです。

なんでわざわざ失敗の練習をするのか、なんだかよくないイメージが普通はありますよね。

しかし、これは別の言い方をすると一つの技を行うことに対して様々な変化を与えて練習をするとも言い換えられます。

 

実は新しいことを習得する時の習熟する速さは、同じことをずっとやり続けるよりも、毎回微妙に違う内容を練習した方が習熟が早くなるという研究もあったりします。

まさに加藤先生の練習はこれを体現されていたのではないでしょうか?

 

確かに考えてみると様々な変化を与えられるということはコントロールできている、もしくは自分が思ってもみない方向にコントロールしようとすることにつながります。

その試行錯誤の中で技の安定性が高まったり、他の技へのヒントが生み出されるのでしょう。

 

基本的な動きも自分の想像次第で様々な変化を加えられます。

 

側転~キャッチ~リバーストレーニングも色々アイデアを取り入れて遊びながらやると楽しいですよ。#側転 #cartwheel #reverse #training #balance #laughstyle noedit

 

 

 

ぜひ皆さんも自由な身体を得るために様々なことを試してみてください。

 

ちなみに次回は11月24日(日)13:00~16:00でフロアトレーニング練習会開催予定です。

茨城県南に近い方で興味のある方はぜひお越しください^^

 

体が動きたくなるような楽しい人生を。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LaughStyle 西村

 

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ワンツーマンの動きの改善トレーニングに興味がある方はLaughStyleのレッスンもチェックしてみてくださいね。

 

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LaughStyleパフォーマンスアップコース

【コース説明】動きの改善トレーニングで身体の能力を引き出すコース

 身体は弱い場所から連鎖的にケガや慢性痛を引き起こします。また、スポーツなどのパフォーマンスにも悪い影響を与えます。​このコースはクライアントの弱い場所を見つけ、その部位を強化することにより、ケガを予防し、そしてパフォーマンスアップにつながるよう機能的な身体になることを目指します。

 またトレーニングによって脳機能の向上を促し、正しくスムーズに身体が動けるように感覚をアップデートしていきます。

 特にアスリートやこれからスポーツを始めたい方にお勧めのコースです。

詳細はこちらから

https://laughstyle.wixsite.com/studiolaughstyle/blank-c1cs8

 

学習に影響を及ぼす子どもの内に改善しておきたいこと~体の動きの感覚編~

目次

学習に影響を及ぼす子どもの内に改善しておきたいこと~体の動きの感覚編~

以前書いたblogにて、親子でのスキンシップをしっかり行って、触覚という感覚を原子系から識別系の回路を優位にして、お子さんが触られることに慣れたりコミュニーケーション能力や共感性が低いままにならないようにしましょうというお話をしました。

原子系とか触覚系の機能に関しての内容はこちらのblogをどうぞ。

studio-laughstyle.hatenablog.com

 今日はからだの動きの感覚「固有受容覚」に関してお子さんの内に改善しておきたいことを書いていきたいと思います。

 

 

固有受容覚とは

 

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固有受容覚とは簡単に言うと関節の曲げ伸ばしや筋肉の動きの感覚です。

この感覚のおかげで手先から頭、足裏まで無意識に自分の身体の位置を脳が把握します。

「私という存在に気付き、どこにいるか」ということを教えてくれる感覚とも言えるでしょう。

 

五感に対して固有受容覚は自覚しにくい

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感覚には視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感があり、「どこで感じているか」「いつ使っているか」「どのように使っているか」が分かりやすく、これらは自覚しやすい感覚となっています。

しかし固有受容覚は、使えているかどうか感じるのがなかなか難しい感覚と言えるでしょう。

 この無意識状態の感覚をしっかり使えていないと、身体の土台が形成されにくくなり、学習において支障が出てきます。

 

子どものうちに改善したい身体の癖~固有受容覚の改善

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今日はその中の固有受容覚の改善について紹介します。

固有受容覚の感覚が弱く低反応になると、自分という存在が希薄になるため、

・自己刺激行動

・物に身体をぶつけやすくなる

・動作が乱雑になる

・まねっこが苦手

 

などの反応またはそれに付随する反応が起きてしまいます。

これらは生活や運動の学習を行う上で障害となりうる事項でしょう。

 

固有受容覚の低反応の特徴

 

身体の関節や筋肉の情報が分からなくなるとどういった特徴が表れるでしょう?

・コタツなどに脚を入れると脚が消えたような感覚になる

・まねっこが苦手、総じて運動の習得が苦手

・課題となる運動や姿勢の指示を体現できない

・自分という存在を感じられるように常に動く、多動気味になる

動作が乱雑なのでこどもなど上手くコップに水を注げない

 

固有受容覚を鍛えるには

 

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これらも触覚系と同様親子でのスキンシップや、遊具での遊び、物を使うお手伝いなどで培われていきます。

また大人などは筋肉や靭帯などの軟部組織が固まっているとその部分の固有受容覚を感じる固有受容器の働きが悪くなると言われています。

ですので体のケアをしっかりしていない人は一般的に固有受容覚が感じられにくくなります。自分の身体のイメージが曖昧なまま無理な使い方をしてしまう、ケガをよくする人に多いパターンですね。

 

やはりスキンシップ

 

親子でできるスキンシップ系の遊びだと、ストレッチ遊びなどをするのも良いでしょう。

 寝ているお子さんの脚を持って上下に動かしたり、手を持って開いたり閉じたり。

お子さんが脚が動いた!ということを感じさせられるように行ってみてください。

肌のマッサージなども併せて行うと触覚系も刺激できて一石二鳥ですね。

 

物に対して身体を動かす

自分の身体のイメージを鍛えるため、またぐ、くぐる、よじ登るなど、様々な固定された物に対してどう動くか、という運動課題を与えましょう。

基本的な公園での遊びですね。

慣れてきたら刺激が少なくなるので、横や後ろに移動してみたり、幅を変えてみたりして少しづつ変化を与えてみましょう。

 

公園のジャングルジムなんかはこれらを鍛える良い遊具ですね。

トンネルくぐりや、一列になってボールをいろんなポーズで渡すボール送りなんかも良いでしょう。

動物まねっこをさせてみる

クロバットのレッスンでも良く行うのが手を着きながらの動物を模した移動。

ここでは簡単に書きますが、手と足で交互に歩くくまさん、脚を開いて両手、両足の順に移動するかえるさん、横向きに移動するおさるさんなど、様々な動物に似た移動の仕方をすることによってまねることを覚えたり、体の色々な部位を刺激してあげます。

分からなかったらとりあえずハイハイを前後にしてあげると良いですよ。

 

お手伝い

雑巾絞りや雑巾がけなどはもう今の学校などではあまりやらせてないところもあるかもしれませんが、これらは固有受容覚を鍛える立派なトレーニング。

力を調節して雑巾をしぼったり、机の下を雑巾がけしたりすると、固有受容覚や身体のバランスを司る機能も向上していきます。

ちなみに雑巾がけには、原子反射の中の対称性緊張性反射を消失させる効果もあります。

今回は詳細は省きますが、この原子反射が残ると姿勢が悪くなったり、手と眼の協調運動に悪い影響が出てきます。

お掃除も手伝える子にぜひ育てたいですね。

 

特に大人の方は身体のケア

身体の組織が固まっていると感覚が鈍るということなので単純にストレッチポールなどで身体をほぐす癖をつけましょう

ちなみに2分も3分も同じ場所をほぐしていると逆に固まりやすくなるので、一か所につき30秒程度までが良いでしょう。

お子さんもそうですが、大人の凝っている方は特に意識して行いましょう。

 

 

筆者のレッスン中の経験談

 

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筆者はトレーニングやアクロバットやダンスなど様々なことを教えていますが下記のようなケースが良くあります。

固有受容覚が上手く機能していない子は

・基本運動が苦手

・まねが苦手なので、簡単な動きでも先生がお手本を何回見せても全くできない、やろうとしない。

・レッスン中に他の子にけしかける

・危ない動き方が好き(脚から降りるべきところをわざと体から落ちたりする)

・ペアでの動きが乱雑で相手に嫌がられトレーニングが上手くできない

・スピードを出して動くのが好きだが、コントロールできない。

・お手伝いが苦手

 

どう接するべきか

 

 基本的に言われたことを一人ではなかなか体現できないので、始めは丁寧に補助をしながら教えたり、運動をパーツに分けて丁寧に練習をさせることを心掛けると良いでしょう。

クラスで感覚が弱い子の比率が多い場合は、上記の遊び系の内容を始めは多く取り入れた方がモチベーション的にも身体的にも良いでしょう。

 

子どもはたくさん遊べ

ここまで書いてきましたが、とはいえやはりレッスンで行うには限界があります。

ぜひ近所の公園や遊具のある場所に行ってたくさん運動してきましょう!

 

僕も良く公園で遊びますよ笑 

 大人の方も様々なスポーツに触れてしっかりと身体のケアをするのを忘れずに!

 

体が動きたくなるような楽しい人生を。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LaughStyle 西村

 

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毎週水曜日と木曜日はニューバランスアリーナさんにてトレーニングクラスを開講しています。

体験も無料ですので興味を持たれた方はお気軽にご連絡ください。

 

【レッスン①】低学年向けトレーニングクラス
 日時:毎週水曜16:30~17:30  対象:年中~小学3年生
 クラス説明:低学年向けの楽しく体を動かしながら様々な運動経験をするクラス。走る、転がる、支える、跳ぶといった基本的な動きを経験しながら体を動かすことに抵抗のない身体を目指します。

 


【レッスン②】高学年向けアスリートクラス
 日時:毎週木曜17:30~18:30  対象:小学4年生 ~ 中学生
 クラス説明:スポーツやダンスなどを行っている高学年以上のお子様向けのトレーニング。
柔軟性、敏捷性、安定性、パワーなどスポーツに必要な基本的な身体能力と考え方を鍛えます。

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・レッスン体験費:無料
・場所:New Balance アリーナ
    (茨城県つくば市みどりの南25-3)
・講師:西村惣一

 

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あせりやすい、集中力がない、怖がり、体を束縛する原子反射とは

目次

 

大人になって体を束縛する原子反射とは

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たくさんのタスクが来るとあせる、字が汚い、楽器ができない、常に肩こり、怖がりなどそれぞれの人の性格や特徴とも言えるこれらは、もしかしたら原子反射という身体の反射機能が残っているからかもしれません。

そしてこの原子反射をなくすことによってこれらを改善できるかもしれませんよ、というお話をします。

 

原子反射とは

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原子反射とは簡単にいうと「赤ちゃんの生き残り機能」と言えます。

タイトルを見るととても悪い物だと思ってしまいそうですが、実は元々生きるために必要な機能なのです。

 

例えば赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる胎児の時に母体に危険が迫ると恐怖麻痺反射という身体を固めて身体を守るという動きがそれこそ反射的に勝手に起こります。

これによりまだ何も生きるすべを知らない身体を、勝手に守ってくれる自動安全装置みたいな働きをしてくれます。

 

また、頭を後方に急激に傾けると腕がぱっと上がり、その後ゆっくり抱え込む姿勢になるモロー反射という原子反射もあります。

これは落下など外部の強い反応から身を守りその後落ち着かせるポーズとなり、同じく知識がなくても勝手に体を反射的に守ってくれる機能となっています。

 

さらに、首が右または左を見るとそちら側の手足が伸び、反対側の手足が曲がる非対称性緊張性頚反射(ATNRという反射なんかもあります。

名前長くて覚えられないですね笑

これは腹ばいになって息ができなくなるような状態を防いだり、目と手の協調運動を育てる反射となっています。

 

このように、通常原子反射とは赤ちゃんが生命を守るため、または成長していくために必要な機能となっています。

 

 

原子反射を卒業する

 

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先ほど述べたように原子反射は赤ちゃんが生き残るために必要な自動安全装置のようなものなのですが、通常赤ちゃんが通るべき課題を順番に乗り越え成長していけば、これらの反射がいらなくなり、原子反射という安全装置から卒業します。

 

例えば恐怖麻痺反射は出生時にはなくなりますし、モロー反射は生後6か月頃にはなくなると言われています。

非対称性緊張性頚反射は生後6か月~11か月くらいに見られ、それ以降は通常見られなくなります。

 

ですが、成長において達成すべき課題を取り残していたりすると、これらの原子反射が大人になっても残存している場合が数多くあります。そしてこれらの反射が残っていると様々な好ましくない影響を与えるのです。

 

 

筆者が持っていた原子反射

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そういう私もたくさんの原子反射を大人になってからも保有していました。

例えば

・バブキン反射:手が動くと口が同時に反応する

 悪い影響:肩周りが凝る、楽器が苦手、字が汚い、集中力がない等

非対称性緊張性頚反射(ATNR

 悪い影響:距離の把握が苦手(球技苦手)、本を読んだり書いたりするのが苦手、身体の左右を別々に動かすのが苦手

・モロー反射

 悪い影響:怖がり、集中できない、持久力のなさ、落ち着きのなさ、マルチタスク苦手

 などなどたくさんの原子反射を保有していました。

振り返ってみると確かにこれらの性格や身体の特徴を持っているなと、心当たりがある項目がたくさんありました。

球技が苦手、字が汚い、集中力がない、落ち着きがない、怖がり、すぐテンパるなどなど…

今は原子反射を消失させるメソッドを行ってもらったり自分でも行ったりして、まだ残ってはいますがこれらの症状は軽減されてきたように思います。

 

 

どうしたら原子反射をなくせるのか

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ではどうしたらいらなくなった原子反射をなくせるかというと、原子反射とリンクする運動学習に必要な課題を再学習するということが一つ言えます。

例えば恐怖麻痺反射が残っている人は背骨を安定させるという課題をできるようにするなどがいえます。

 

例えばバランスボールの上に仰向けになってバランスを取る、ハンモックに揺られる、といった背骨を安定させることをできるようにすると良いとされています。

この反射が残っている人の特徴である怖がりな方、感覚過敏な方、恥をかくのが過剰に苦手な性格の方などはこれらの動きが一人でできない場合が多いです。

ですので、できない人がいた場合、本人がやりたがらない場合が多いので、これらの反射のせいでできないということを伝えながら周りの理解を求めながら補助をしながらゆっくりと行ったりすると良いでしょう。

お子さんだと、ロープが編まれている不安定な場所の上を歩く遊具などで上手く歩けない、移動できないなどの運動ができない子はもしかしたらこの反射が残っているかもしれません。

 

また背骨付近が過剰に固まっている傾向があるのでゆるめるように背中をさすってもらったり、仰向けで脚をもってもらいリラックスできるようにゆらしてもらうのも良いでしょう。

これらは小さい時に親子のスキンシップでできる内容ですね。ぜひこれを見た親御さんは行ってあげてください。

 

 

できないを個性のせいだと思わない

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自分はいままで球技が苦手なのはそういう経験が少ないしもともと向いてない体だから、とか、マルチタスクが苦手なのはそういう性格だから、とか決めつけてしまっていましたが、実は自分にとってのそれらの苦手なことは実は自分の個性ではなく改善できることかもしれないと知りました。

そして実際に現在進行形で改善方向に向かっています。

これらの記事を見て、もしかしたら私のこういった特徴は原子反射が原因かもしれないと気付けたら、ぜひ上記のようなワークをしてみたり、お子さんの成長が気になる方は親子でのスキンシップや運動をしっかりするよう心掛けてみてください。

 

体が動きたくなるような楽しい人生を。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LaughStyle 西村

 

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アクトバットで怪我をしやすい人の特徴と対処法~肘編~

目次

 

アクトバットで怪我をしやすい人の特徴と対処法~肘編~

筆者は元々体操競技の選手で小学生から大学生までばりばり体操をやってた人種ですが、その経験を活かして今は体操やアクロバットなどを指導しています。

その経験上怪我をしやすい人をたくさん見てきましたので、今日はその特徴と対処法まで載せましたので、アクロバットや手を着く動きで怪我をしやすい人はチェックしてみてください。

 

肘の過伸展、外反肘はケガをしやすい

今日はケガをする特徴の一つとして肘の過伸展、外反肘を挙げたいと思います。

伸展とは肘を伸ばす動きです。

肘を最大限伸ばしても通常はほぼまっすぐ(厳密にはちょっとだけ曲がっている状態(約5°))なのですが、過伸展はまっすぐ以上に過度に伸びてしまう状態です。

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ちょうどこんな感じですね。

見ていてちょっと怖いです。

ちなみに外反肘は腕を伸ばした時に肘から先が親指側に曲がっている状態のことを指します。

掌を上に向けて腕同士を伸ばした状態でくっつけた時に肘同士がつく人は外反肘であり通常の可動範囲を超えています。

これらの特徴も持つ人はアクロバットをする上で怪我しやすいと言えるでしょう。

 

柔らかすぎる関節は安定性を欠く

体操は技によっては身体が柔らかい方が有利です。

中国雑技団などのブリッジを見てるともうなにがなんだか分からないですよね・・・

ですので過伸展の人は全体的に身体が柔らかい傾向があり、ブリッジ系の動きはすぐ習得したりする人もいます。

ですが、有利であることと怪我をしないことは必ずしも一致しません。

むしろ柔らかすぎる関節はケガのもとになるのです。

 

ここで少し難しい話ですが、関節の安定する要素として

・関節周辺の靭帯や関節包による安定性

・関節周辺の筋肉による安定性

・神経系による動きのコントロールによる安定性

が挙げられます。

イメージとしては下記の図のような感じです。

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しかし、関節の靭帯など安定させる組織が弱い人は

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安定させる要素が一つ弱くなっているため、関節の不安定性が増し、結果ケガにつながってしまいます。

しかし新体操、体操、バレエなどあきらかに通常の関節の可動域を超えているのに怪我しない人もいますよね?

そういう人は

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このように筋機能と神経系の機能を高めて安定させているのです。

日々の鍛錬で身体と動きが磨かれているから怪我をしないわけです。

関節の可動域が通常よりある、つまり過伸展など靭帯による安定性が弱い人は、筋を鍛えかつ運動が合理的であるようにコントロールできることが必要であるということですね。

ですので、新体操を引退した選手はケガや慢性痛に悩まされると良く聞きます。

新体操選手は美しさのため過伸展気味の方が良いとされるので、選手達は靭帯が緩い場合が多く引退した後に筋力と動きの機能が落ち、結果上記の三角の面積が少なくなりケガをしやすくなるのでしょう。

 

どういう時に怪我をするか

ゆっくりと倒立したりブリッジしたりなどの動きはまだ良いのですが、勢いよく着手する技は気を付けないといけません。

まず前腕と上腕が重力線上に揃わないので、肘が過伸展の人は肘外側に圧縮する力が加わり関節が傷みやすく、くぼんでいる肘窩の方には牽引力が加わります。

特に外反肘の人は肘の小指側の内側上顆という部位が痛くなる傾向にあります。

例えばハンドスプリングという走ってから前方に勢いよく倒立を経過してそのまま立つという技の時に、過伸展のまま着くことによって肘頭を痛めたり付随して手首や肩を痛めたりします。

またマカコという後方に手を着いて回る技

LaughStyleで機能改善、パフォーマンスアップを目指している方の動き。以前は逆立ちを行うのもやっと…という感じでしたが最近は片手での動きにもチャレンジできるくらい体幹や関節の安定性が高まってきました。身体の機能が上がると自然とできる幅が広がります。片手マカコまでもう少し!がんばっていきましょう!#conditioning #traning #macaco #stability #sports #fitness #strength #mobility #confidence #functional #movement #japan #core #トレーニング #スポーツ #フィットネス #スタイルアップ  #ダイエット #機能的な体 #からだが楽に #らふすたいる #笑顔 #茨城 #つくば #えのきど #LaughStyle

の時に肘が過伸展のままついて練習するとこれまた肘頭や内側上顆、手首、肩を痛めることにつながります。

バック転など手を勢いよく着く技は基本怪我につながると思っておいた方が良いでしょう。

 

怪我を防ぐには

肘を少し曲げる

支えるだけの筋力をつけるというのももちろん必要ですが、

簡単な方法としては肘を少しだけ曲げると良いです。

といっても過伸展の人が前腕と上腕がまっすぐになるように曲げるイメージが大事です。

また過伸展の子は肘が伸びた状態でロックされがちなので、意外と肘を曲げる感覚が分からない子もいます。

そういう子どもたちには1%だけアイーンしてと伝えています笑

そのまっすぐな状態で手を着くように心がけましょう。

体をほぐす

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また、外反肘で組織の固さが原因の人は練習外の時間で肘の親指側(外側上顆辺り)をほぐしたり脇の辺りや奥の方(前鋸筋、肩甲下筋など)をストレッチポールなどでほぐすと良いでしょう。ここをほぐすと手首の固さもとれたりして逆立ちがやりやすくなったりします。

そもそも脇の辺りの筋肉が硬くなると肩関節も安定しずらい姿勢に入ってしまうのでほぐすに越したことはないです。

小指側に力を入れる

また力の入れ方としては掌の小指側に力をいれましょう。ちょうどチョップをするかのように力を入れてから掌を着くと肘が安定しやすくなります。

受け身の時も小指側から入ると言われてますので関節を安定させるには大事な力の入れ方です。

 

 

以上アクロバットで怪我をしやすい人の特徴~肘編~でした。

ぜひ皆さん怪我をしないように上記のことを意識しながら練習をしてみてください。

 

体が動きたくなるような楽しい人生を。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LaughStyle 西村

 

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