Laugh Style からだと向き合うブログ

コンディショニング、スポーツ、ダンス、感覚、文化、身体

コンディショニング基礎概念 ~表層筋と深層筋はどちらが先に鍛えられるべきか~

目次

 

以前の記事で深層筋が弱いことによる身体への悪影響を紹介しました。

studio-laughstyle.hatenablog.com

深層筋と表層筋どちらが先に鍛えられるべきか

さて、ここで質問、

表装筋と深層筋どちらが先に鍛えられるべきでしょうか?

先に答えを言ってしまいますと。

多くの場合、深層筋から鍛えられるべきということが言えます。 

 

練習の際に意識するべきトレーニングのピラミッド

トレーニングは以下のような考え方が大事になってきます。

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ピラミッドの一番下である「正しい動作」(人体の構造に合った動作)をまず学んで、身体に一番負担がかかりにくく、かつ効率よく力を発揮できる動き方や姿勢、意識を覚える必要があります。

 

次にその正しい動き方や姿勢を持続したり、すぐ壊れる身体にならないように、強い構造にしていく必要があります。つまり「身体強度」を上げていくことが必要となります。

 

そのうえでようやく発揮できる「力」の上限を高めていくことにつながってきます。

 

正しい動作や姿勢をしっかり身につけておくほど、発揮できるパワーも大きくなります。

これが力が先にきてしまうとどうでしょう。

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はみ出た部分は身体が扱いきれない、受け止めきれない余分な力になりますので、ケガにつながったり、身体が余計な筋肉をつけることにつながったり、正しい動作や姿勢が崩れて変なフォームになってしまったり・・・悪いことだらけですね

 

深層筋を強くする=正しい動作、身体強度を上げることにつながる

深層筋の強度は、このピラミッドでいう下半分の部分、

「正しい動作」の習得、

そして、

構造的な「身体強度」を高める

ことにつながってきます

逆に言えば「正しい動作」をしっかり行うことができれば、表装筋に頼りすぎることなく深層筋が使いやすい状態となり鍛えやすくなります。

このピラミッドで言うと下から上への流れ(ボトムアップ)に近いと思います。

 

表層筋を強くする=力、身体強度を高めることにつながる

表層筋を強くすることはこのピラミッドで言うと上半分の部分、

「力」を高める、

そして、

素材の強度的な意味で「身体強度」を高める

ことにもつながります。

このピラミッドで言うと上から下への流れ(トップダウン)に近いと思います。

しかしこのやり方でトレーニングを行うと、元々正しい動作を行うことができ、身体強度の高い選手なら効率よくパワーを上げることができますが(いわゆる天才に近い人達)、

そうでない多くの人は、アンバランスな姿勢で素材(筋肉)が強化されてしまい、身体固まってしまうが故に「正しい動作」を行うことが困難になり、効率の悪い動きが定着することにつながってしまいます。

世界最強のビッグウェーブサーファーLaird Hamiltonも、シムでのエクササイズの多くは身体を硬くすると言っています。

 しいては、いずれ頭打ちが起き、力の発揮や持久力に問題が起き、スランプ、プラトー(停滞)につながってきます。

 

昔の人は、力→身体強度→正しい動作の流れを重視していた

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根性論的なトレーニングで高強度のパワーや長時間の練習をすることは、疲れても練習を継続せざるをえない状況に追い込まれるため、自然と効率の良い正しい動作を見つけることにつながってくるとも言えます。

自分が現役の時もそうでしたし、そのような場面ももちろん必要だと思います。

しかし、それはピラミッドの下の部分である正しい動作、身体強度の部分がある程度備わっていないと、実りのあるトレーニングにはなりにくいということが言えます。

それどころか、その練習に合ってない人にとっては、ケガにつながり悪い動作の定着につながってしまい、その人のスポーツライフが地獄と化す危険性をはらんでいます。

 

 

深層筋の強化はピラミッドの下部を大きくすることにつながるが・・・

さて、表装筋と深層筋、どちらが先に鍛えられるべきでしょうか?

今回紹介した内容で考えると、ピラミッドの下部を大きくするために、深層筋から鍛え、使えるようにした方が良さそうです。

これはその日の練習という短い時間においてもそうですし(深層筋を刺激するトレーニングの次に表層筋を鍛えるような強度の高いトレーニングを行う)、

1年などの長期的な期間における身体作り(深層筋が使えるようになり、身体が安定して使えるようになってから、力が発揮できる上限を上げていく)など、両方に同じことが言えます。

 

ただし、同じ深層筋を鍛えるトレーニングでも。このピラミッドの原則から外れたトレーニングを行うことは問題がありそうです。

つまり、深層筋トレーニングといってもその人にとって高強度であったり、複雑な動作や姿勢の取り方であるために、正しい動作で行えないトレーニングは、やめた方が良いということです。(むしろ深層筋よりも表層筋が鍛えられる)

 

パフォーマンスを効率よく上げていくためには、「その人」が「今現在」「正しい動作でできる」「ぎりぎり」のトレーニングを見つけ、段階的に行っていくことが必要です。

 

まとめ

・トレーニングは「正しい動作」→「身体強度」→「力」の順に鍛えられるべきである。

・深層筋の強化は「正しい動作」を身につけ、「身体強度」を鍛えることにつながる。

・表層筋の強化は「力」、「身体強度」を鍛えることにつながる

・そのため、多くの場合は深層筋→表層筋の順番で強化、もしくはトレーニングを行うことが大事であるということが言える。

・効率よくパフォーマンスを上げるためには、個人に合った種類、強度のトレーニングを段階的に行っていくことが重要

 

であるということが分かりました。

 

とはいっても試合やら練習やらで始めから「力」を要求されるようなトレーニングをしなくてはいけないことも多いと思います。

ケガが多い、スランプだ、気持ちよくトレーニングができない、など 練習方法がいまいちしっくりこない、なにから鍛えていいか分からない方は専門のトレーナーさんなどに相談してみましょう。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

take breath:)

 

Laugh Style 西村 

ダンサーICHI 世界大会で優勝!

コンディショニングスタジオLaughStyleに通っていただいてますダンサーのICHIさんが、この度ストリートダンス世界大会に出場し、LOCKソロ部門で優勝しました!

優勝おめでとうございます!

 チェコでの世界大会ということで、移動時間は半日以上!

事前にお伝えしたセルフコンディショニングで長旅の疲れもリセットできたそうです^^

また、スタジオでのコンディショニングやトレーニングによって、緊張した舞台でも身体を落ち着いてコントロールできたと嬉しい報告をいただきました!

 

 

今回の動画がまだ上がっていないとのことでアジア大会での模様を載せさせていただきます。

ん~ファンキーで格好良いですねぇ!^^

 

私西村もダンスを教えていますので簡単にバトルの説明をさせていただくと、

ストリートダンスのバトルはDJが選んだ音楽で即興で踊り、審査員によって勝敗を決めるというスタイルが一般的です。

特にストリートダンスで大事なことは音を身体で表現するということが一つ大事な要素になってきます。

そのため、かかっている音や歌詞に即座に「反応したり」、思いついた表現を「即座に行ったり」と、これら全ての動きを「バランスを崩すことなく」体現できる身体コントロール能力が必要となってきます。

 

コンディショニングではこの「バランスを崩すことなく」、「即座に反応できる」という身体の状態に近づけるのにとても役立ちます。

また大舞台などで緊張した時、身体を良い状態に近づけ普段の力を発揮するためにはどうしたらよいかという意識や動き方が分かると、身体だけでなく精神的な安定ももたらすことにつながります。

しいては本番でいつも通りの力を発揮することにつながってきます。

 

今回、ICHIさんが世界大会で普段の力を発揮するため、そのお手伝いができてとても嬉しいです^^

繰り返しになりますが本当におめでとうございます!

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現在Laugh Styleでは身体のパフォーマンスを高めるためのトレーニング中心のレッスンも行っております。

ストリートダンス、コンテンポラリーダンス、サッカー、アクロバットなど、様々な種目の方にご利用いただている他、一般の方も動けるようになるため、マラソンやウォーキング大会が近いからということでご利用される方もいらっしゃいます。

この夏一皮むけたい方、スタジオでお待ちしてます!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

take breath:)

 

Laugh Style 西村 

 

 

 

【熊本地方地震義援金募集終了と寄付報告】

コンディショニグスタジオLaugh Styleから日本赤十字社へと寄付させて頂きましたので、ご報告させて頂きます。

 

- 記 -
スタジオ設置募金箱による募金額:1,800円
スタジオからの募金額:5,000円
募金総額:6,800円
寄付送金先:6/27(月)日本赤十字社 平成28年熊本地震災害義援金
http://www.jrc.or.jp/press/160415_004210.html

 

募金にご協力いただいた皆様、まことにありがとうございました。
被害に遭われました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
被災地の皆様の1日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

コンディショニグスタジオLaugh Style 代表 西村惣一

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コンディショニング ~ヒザの調整とウォーミングアップ②~

目次

 

前回のblogではヒザのコンディショニングその①を紹介しました。

studio-laughstyle.hatenablog.com

 前回のコンディショニングで感覚の違いが分からなかった方や物足りなかった方のために今回は更にヒザのコンディショニングの別のバリエーションについて紹介したいと思います。

前回の記事の内容(テスト→左右のコンディショニング)を行ってから更に次に紹介するコンディショニングを行ってみて下さい。

今回も同様に裸足で行うことをお勧めします。

 

コンディショニング③~前後パターン~

前回は左右の動き、専門用語で言う「前額面」での動きを用いてコンディショニングを行いました。

今回は前後の動き、専門用語で言う「矢状面」での動きを用いてコンディショニングを行います。

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前回と同じように屈伸の途中の姿勢でヒザに手を置き、ヒザを前後に揺らします。

その時後ろにヒザが来たときには足の指を全部上げます。

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逆に前にヒザが来た時には足の指を地面にめり込ませるように指を下げて地面を踏みしめていきましょう。

これをやじろべえのように動かしながら往復10回ほど行ってみましょう。

意外とバランスを取りながらリズム良く行うのは難しいのではないでしょうか?

しっかりとバランスを取れるようにチャレンジしてみましょう。

 

コンディショニング④~円運動パターン~

今度はヒザ回しを行っていきます。

「グルグルグルグルグル○サミン」のCMでお馴染みのあの運動です笑

それに同じく指の動きを加えていきます。

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ヒザが前にある時は地面を踏みしめるように下げて、

横にヒザがある時は反対側の指を上げて、

後にヒザがある時はしっかりと上げて浮かしていきましょう。

行いづらい場合は上の4つのポーズを一つずつ止まりながら力の入れ方を確認しましょう。

5周行ったら反対回しも5周、合計10周程行います。

おそらく苦手な足の動きが出てくると思いますので、自分の身体の状態に気付いてみましょう。

ちなみに私は左足の内側や親指が力が入りにくいです。

自分の身体が操れないとやはり気持ちよくないですね^^;

 

再テスト

前回の記事のコンディショニングと合わせて、もう一度ヒザの屈伸のテストを行ってみましょう。

だいぶヒザ周りの力が入れやすく、スムーズに屈伸ができるようになったのではないでしょうか?

ここまでコンディショニングを行うと、経験上6~7割の方が感覚の違いに気付けるようになります。

残りの方は他の部位、例えば股関節や体幹の力の入れ方などのコンディショニングやワークを行うと改善する可能性が高そうです。

これはまた別の機会にご紹介しましょう。

 

まとめ

簡単なヒザのコンディショニングを紹介しました。

今回は以下のような流れで行いました。

①テスト:ヒザの屈伸

②ヒザの左右の動き~指上げバージョン~

ヒザの左右の動き~指下げバージョン~

④ヒザの前後の動き

⑤ヒザの回転の動き

⑥再テスト:感覚の違いを比べる

ウォーキングなどの運動の前などに行うとより効果的です。

バランスのトレーニングにもなりますので運動初心者の方はぜひチャレンジしてみてくださいね^^

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

take breath:)

 

Laugh Style 西村 

 

 

 

○イベント情報

【美bodyクラス体験会】

運動、ダンス初心者の方を対象とした美bodyを作るための講座体験会
日時:6月25日(土)
レッスン体験費:1クラス1000円
場所:コンディショニングスタジオLaugh Style(茨城県つくば市榎戸793旭ビルA号室)
-
講師:浅井麻里
プロフィール:幼い頃よりバレエをはじめ、様々なダンに親しむ。全国のコンクールで活躍する筑波大学ダンス部に所属し、ART.Mでは自身の創作作品でも受賞経験をもつ。同大学舞踊研究室にて学び、ダンスの活動を広げている。
-
【体験会①】---------------------------------------------------------------
クラス名:美Stretch & Body making(美ストレッチ & ボディメイク)
日時:6月25日(土)13:00~⒔:45
クラス説明:少人数制のボディメイクストレッチクラス。
深く呼吸をしながら筋肉や関節にアプローチし、身体の柔軟性を高めながら美しい身体作りを目指します。
-
【体験会②】---------------------------------------------------------------
クラス名:Start up Ballet(スタートアップバレエ)
日時:6月25日(土)14:00~14:45
クラス説明:初心者のための少人数制バレエクラス。基本から少しずつ覚えていくコースです。体が硬い方、体力に自信がない方でも安心してバレエを始められます。
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【体験会③】---------------------------------------------------------------
クラス名: Dance Core Conditioning(ダンス・コア・コンディショニング)
日時:6月25日(土)15:00~15:45
バレエ、コンテンポラリーダンス、フロアでの動きなど、多様なダンスの要素を取り入れながら、心と身体を調整していきます。
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【申込み方法】
件名に「体験会申込み」、本文に①お名前、②希望クラス、③年齢をご記入の上、アドレス「studio.laughstyle@gmail.com」まで、メールにてお申込みください。

 

コンディショニング ~ヒザの調整とウォーミングアップ①~

目次

 

今日は簡単なヒザのコンディショニングを紹介してみたいと思います。

全ての人が効果を実感できるわけではありませんが、足~ヒザ~骨盤の関係を調整することにつながってきますので、ウォーキングなどの運動前のウォーミングアップとして行ってみて下さい。

 

前後の変化を比べるためのテスト

まずはヒザの屈伸を行います。

そうです。

学校の体育でよく行ったあの「くっしん」です。

梅雨になると関節がパキパキなって嫌な感じがする人もいるのではないでしょうか?

 

この屈伸はいわばコンディショニング前後のヒザ周りの動きを確認するためのテスト的位置づけとなります。

ここでは、自分の身体がどのようになっているかを感じ、ちゃんと感覚を認識しようとしているか?ということが大事になってきます。

「ヒザがぱきぱき鳴るな」「重い感じがするかも」「力が入りにくいな」

おそらく始めは分かりづらいと思いますが、そのように自分の身体の感覚に集中しようとすることが、コンディショニングやトレーニングを行う上でとても大事になってきます。

むしろ始めは、コンディショニングを行って初めて認識できる方が多いと思いますので、あせらずに感覚と向き合っていきましょう。

コンディショニング①~指上げパターン~

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今回のコンディショニングは、靴を履いたままよりも裸足の方がより分かりやすいですし行いやすいです。

まずは少しヒザを曲げて手をヒザに着いた状態で、左右にヒザを動かします。

イメージ的にはスキーをしている時のヒザを倒した感じに似ているかもしれません。

できる人はできる限り左右に大きくストレッチするように繰り返し、「やじろべえ」のように動かします。

そこに足の指を連動させていきます。

まずはヒザが外に傾くたびに反対側の足の指を大きく上げていきます。

 

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左にヒザが倒れている時は右足の小指側と左足の親指側が上がる。

といった感じです。

右にヒザが倒れている時は反対で、右足の親指側と左足の小指側が上がることになります。

これを往復10回程度、行ってみてください。

 

コンディショニング②~指下げパターン~

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次のコンディショニングも上記と同じでヒザを横に動かしていきます。

しかし、今回は足の指を下げて行います。

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今回は前回よりもダイナミックに大きくヒザが動いているのが感じられるでしょうか。

ヒザが右にいった場合右足側の小指側が地面にめり込むように下がり、同じように左足側の親指側が下がります。

より効果を得るためには、足の指と連動してヒザの外側、骨盤の外側までストレッチしようとすることが大事です。

が、痛くならないよう気持ち良い範囲でできるだけ大きく行ってみてください。

始めは軽い所から少しづつ大きく動くように行ってみましょう。

同じく往復10回程度行ってみてください。

 

変化を比べてみる

こ2つのコンディショニングを行った後もう一度ヒザの屈伸を行ってみてください。

どうですか?

なにか変化がありましたか?

人によってはヒザの鳴りが収まるかもしれませんし、人によっては屈伸が行いやすくなるかもしれません。

私の経験上ですが、このコンディショニングでヒザの感じが変わったと認識できるのはおおよそ3~4割程です。

今回は残念ながら変化を認識できなかった方、安心してください。

次回はそんな方に更に発展したヒザのコンディショニングを紹介したいと思います。

梅雨の嫌な空気をコンディショニングで吹き飛ばしていきましょう^^ 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

take breath:)

 

Laugh Style 西村 

 

 

 

○イベント情報

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運動、ダンス初心者の方を対象とした美bodyを作るための講座体験会
日時:6月25日(土)
レッスン体験費:1クラス1000円
場所:コンディショニングスタジオLaugh Style(茨城県つくば市榎戸793旭ビルA号室)
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講師:浅井麻里
プロフィール:幼い頃よりバレエをはじめ、様々なダンに親しむ。全国のコンクールで活躍する筑波大学ダンス部に所属し、ART.Mでは自身の創作作品でも受賞経験をもつ。同大学舞踊研究室にて学び、ダンスの活動を広げている。
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クラス名:美Stretch & Body making(美ストレッチ & ボディメイク)
日時:6月25日(土)13:00~⒔:45
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深く呼吸をしながら筋肉や関節にアプローチし、身体の柔軟性を高めながら美しい身体作りを目指します。
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日時:6月25日(土)14:00~14:45
クラス説明:初心者のための少人数制バレエクラス。基本から少しずつ覚えていくコースです。体が硬い方、体力に自信がない方でも安心してバレエを始められます。
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日時:6月25日(土)15:00~15:45
バレエ、コンテンポラリーダンス、フロアでの動きなど、多様なダンスの要素を取り入れながら、心と身体を調整していきます。
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件名に「体験会申込み」、本文に①お名前、②希望クラス、③年齢をご記入の上、アドレス「studio.laughstyle@gmail.com」まで、メールにてお申込みください。

 

 

 

 

 

コンディショニング基礎概念 ~筋肉の弱さが与える悪い影響【深層筋編】~

目次

深層筋が鍛えられていないことが身体に与える影響

前回の記事にて深層筋と表層筋の機能的役割を書きましたが、

今回はそれらの筋肉が上手く働いていない場合に身体にどのような悪い影響を与えるかを書いていきたいと思います。

今回は単純に深層筋が鍛えられている場合とそうでない場合について、という観点でシンプルに書いていきたいと思います。

深層筋がしっかり鍛えられている場合

f:id:studio-laughstyle:20160614115419j:plain図A1

上の図A1のように赤い線の深層筋がしっかりとバランス良く鍛えられていれば、全体として大きく曲がっても骨と骨を安定させる機能が上手く働きやすくなり、一つの骨や組織にかかる負担が少なります。

つまり、オレンジ色の線の表層筋が強く働いても、深層筋が上手く働くことによって骨や筋肉などの組織にかかる力は全体に分散され、全体として上手くバランスを取れるようになります。

f:id:studio-laughstyle:20160613225110j:plain図A2

上の図A2で説明するとピンクの→が関節にかかる力を表し、大きさがそのまま力の大きさを表しています。(図の見やすさの関係で3部分だけに矢印を書いています)

この図であると、上手く力を分散してそれぞれの部位で崩壊が起こらないように力のバランスを保っています。

結果として一つの部位にかかる力は小さくなります。

これをテンセグリティ構造といいますが、これについてはまた別の記事にて紹介したいと思います。

 

深層筋があまり鍛えられていない場合

f:id:studio-laughstyle:20160614120248j:plain図B1

上の図B1は先ほどの図A1より深層筋がとても細いですね。このような状態で表層筋が強く働いてしまうとどうなるでしょうか?

f:id:studio-laughstyle:20160615155341j:plain

図B2

だるま落としを横に振ればあっという間に崩れ落ちてしまうように、安定性が少ないために各パーツが大きく動くことによって余分な力が組織にかかってしまいます。

 このことにより身体にたくさんの悪い影響が起こります。

①突発的なケガをしやすくなる

f:id:studio-laughstyle:20160615135344p:plain

図B2のように、力が一か所に強くかかりやすくなり、その部分が構造上の耐久能力を超えた力を受けると崩壊します。つまりケガをしやすくなります。

普段運動をしていない深層筋が全く鍛えられていないお父さんが、運動会ではりきっちゃってケガをするなんていうのはまさにこの典型でしょう。

②筋肉に過緊張が起き慢性痛につながる

f:id:studio-laughstyle:20160615151019j:plain

しかし人の身体はよくできているもので、一か所に力が強くかかろうとすると、そうならないように筋肉が上手く防衛反応を起こしてくれます。

筋肉でいうところの伸張反射という反応もその一つです。筋肉が伸びすぎると切れてしまうため、そうならないように素早く筋肉が伸びると痛めないように縮むよう反射が起きます。

同様に関節に痛みが出る場合も、それ以上動かかすと危ない!という信号が出ることによりその動きに抵抗する筋肉が緊張します。

普通ならケガを防止する良い反応なのですが、この防衛反応が長く続くとその部位が固まってしまい、身体のバランスを悪くし、血流を悪くし、組織そのものが柔軟性を失ってしまい、最終的には傷んで部位そのものや、関連するその他の部位の慢性痛を引き起こしてしまいます。

 

③運動の制御が行いにくくなる

大工さんがよく現場で使う組み立てられた「足場」

f:id:studio-laughstyle:20160615145846j:plain

 

しっかり作られているからこそ、その上で細かい作業や大変な作業ができますよね。

この足場がゆるゆるだったらどうでしょう?風が吹くたびに揺れ、動くたびにゆれ、重い物を運んだ時には傾き・・・とても作業しにくいですね。

深層筋はここでいうしっかりとした安定した「足場」を作るために必要な筋肉なのです。つなぎ目をしっかりと固定するボルトや紐のような役割のイメージでしょうか?

足場が安定しているからこそ、作業がしやすくなるように、深層筋がしっかり鍛えられて骨と骨との関係性が安定しているからこそ、余分な動きが起こりにくくなり、運動がスムーズに行いやすくなるのです。

足関節、膝関節、股関節などがしっかり安定しているから素早い反応が行いやすくなるのです。

膝がゆるゆるでがくがくしていては反応も悪くなってしまいます。

また深層筋がしっかり働いていると、一か所への組織への負担も減ることにつながり、②の過緊張が起きにくくなります。しいては余分な筋肉の発揮や運動も少なくなり、スムーズに身体を動かすことにつながってきます。

スポーツが苦手な子を観察すると、とても動きがギクシャクしていることが多く、この過緊張がかなりの強さで発生していることが伺えます。

 

まとめ

深層筋が弱いことによる弊害はまだまだたくさんありますが、大きく3つのことについて身体に与える悪い影響を書いてみました。

深層筋が鍛えられていると構造として安定しやすく、突発的、慢性的なケガの防止や運動の制御が上手く行いやすくなる一つの要因になることが分かりました。

弱くなると全くの逆になります。

次回のコンディショニング基礎概念の記事は、これらのことから鍛えるべき順番は深層筋→表層筋の順番が良いのでは?

ということに関連して記事を書きたいと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

take breath:)

 

Laugh Style 西村 

 

 

 

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運動、ダンス初心者の方を対象とした美bodyを作るための講座体験会
日時:6月25日(土)
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コンディショニング基礎概念 ~深層筋と表層筋の機能的役割~

目次

~筋肉を役割の違いで見てみる~

これからコンディショニングやトレーニングを行う初心者の方向けに、練習前に抑えておくべき基礎概念について、blogで取り上げていきたいと思います。

今回取り上げるのは、私たちが普段の生活で、運動する時も寝ている時も、このblogを読んでいる、そう、そこのあなたも今現在使っている「筋肉」のことについてです。

筋肉の種類はたくさんあり、様々な概念があるため一概に言うことはできませんが、今回はシンプルに身体の表層にある筋肉と、身体の奥の方にある深層の筋肉という分け方で説明していきます。

 

1. 図で見る表層筋と深層筋

f:id:studio-laughstyle:20160613212838j:plain

実際はこのような骨の配列ではないですが、今回の説明を行うため骨と筋肉で構成された簡単な筋骨格図を作成しました。

上の図で見ると、

灰色の四角は骨、

茶色丸は関節の間にある衝撃を吸収する軟骨、

オレンジの線が表層筋、

赤の線が深層筋を表しています。

 

 

2.【表層筋】パワーを発揮する鎧のような大きな筋肉達

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一つ目はオレンジの線が表す表層筋です。

ご存じ夏に鍛えたい筋肉の代表格であろう6パックの元となる腹直筋、

その名の通り立つために必要な背中側の筋肉である脊柱起立筋、

脚の筋肉であれば座っているあなたもすぐに触れることができるであろう、もも前側の筋肉である大腿四頭筋

などなど身体の浅い場所にある大きな筋肉のことを指します。

これらの多くは関節を2つ以上跳び越えて付着するため、その分筋肉が長く、そして大きく、ダイナミックな動きやパワーを発揮するのに適した筋肉となっています。

アメフトやレスリング、ボディービルダー等の方々の筋骨隆々としたあの姿は正にこの表層筋が鍛われ大きくなって形作られているのです。

また深層筋に比べて、外から見たり触ることができる分、意識して動かしやすい筋肉でもあります。

どなたでも腕の力こぶを作った経験はあるのではないでしょうか?

代表の西村も体操出身のため上半身の表層筋がとても発達しています。

引退した今は早く表層筋を小さくしたいです^^; 

 

3.【深層筋】安定をもたらす隠れた小さい筋肉達

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二つ目は赤い線が表す深層筋です。

どれかと言われても意識しにくい筋肉達なのでなかなか例えが難しいですが、あえて挙げてみると、

例えば肋骨を広げたり縮めたり呼吸をする時に働く肋間筋群、

あなたがうたた寝して机に頭をぶつけないようにしている背中の多裂筋達、

ボールを投げても肩関節がはずれないように関節を安定させているローテーターカフと言われている筋肉達、

なんだか初心者には想像しにくく、よく分からない筋肉達ばかりですね。

これらの多くは1つの関節のみをまたいで付着しているため、関節を安定させたり、姿勢を長時間キープしたり、そのために持久力があったり、字を書いたりなどの繊細な動き行うことに適した筋肉となっています。

長時間の過酷な距離を走らなければならない陸上長距離選手や、繊細な動きを軽やかに行うバレエダンサー等は、表層筋が少なく、この筋肉がとても発達しています。

 

表層筋と深層筋まとめ

筋肉には大別して2つの種類があることが分かりましたね。

表層筋は、多関節にまたがって付着していることが多く、大きな力を発揮しやすく、意識しやすいことが特徴でした。

深層筋は、単関節で機能していることが多く、関節の安定や姿勢の維持に使われ、持久力があり、意識しづらいことが特徴でした。

これらの筋肉をバランス良く鍛えることが必要となってきます。

次回はこれらの筋肉のバランスが悪くなった時、身体にどのような悪い影響を与えてしまうのか、複数回に分けて書いていきたいと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

take breath:)

 

Laugh Style 西村 

 

 

 

○イベント情報

【美bodyクラス体験会】

運動、ダンス初心者の方を対象とした美bodyを作るための講座体験会
日時:6月25日(土)
レッスン体験費:1クラス1000円
場所:コンディショニングスタジオLaugh Style(茨城県つくば市榎戸793旭ビルA号室)
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講師:浅井麻里
プロフィール:幼い頃よりバレエをはじめ、様々なダンに親しむ。全国のコンクールで活躍する筑波大学ダンス部に所属し、ART.Mでは自身の創作作品でも受賞経験をもつ。同大学舞踊研究室にて学び、ダンスの活動を広げている。
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【体験会①】---------------------------------------------------------------
クラス名:美Stretch & Body making(美ストレッチ & ボディメイク)
日時:6月25日(土)13:00~⒔:45
クラス説明:少人数制のボディメイクストレッチクラス。
深く呼吸をしながら筋肉や関節にアプローチし、身体の柔軟性を高めながら美しい身体作りを目指します。
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【体験会②】---------------------------------------------------------------
クラス名:Start up Ballet(スタートアップバレエ)
日時:6月25日(土)14:00~14:45
クラス説明:初心者のための少人数制バレエクラス。基本から少しずつ覚えていくコースです。体が硬い方、体力に自信がない方でも安心してバレエを始められます。
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【体験会③】---------------------------------------------------------------
クラス名: Dance Core Conditioning(ダンス・コア・コンディショニング)
日時:6月25日(土)15:00~15:45
バレエ、コンテンポラリーダンス、フロアでの動きなど、多様なダンスの要素を取り入れながら、心と身体を調整していきます。
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【申込み方法】
件名に「体験会申込み」、本文に①お名前、②希望クラス、③年齢をご記入の上、アドレス「studio.laughstyle@gmail.com」まで、メールにてお申込みください。