Laugh Style

コンディショニング、スポーツ、ダンス、感覚、文化、身体

コンディショニング基礎概念 ~筋肉の弱さが与える悪い影響【深層筋編】~

目次

深層筋が鍛えられていないことが身体に与える影響

前回の記事にて深層筋と表層筋の機能的役割を書きましたが、

今回はそれらの筋肉が上手く働いていない場合に身体にどのような悪い影響を与えるかを書いていきたいと思います。

今回は単純に深層筋が鍛えられている場合とそうでない場合について、という観点でシンプルに書いていきたいと思います。

深層筋がしっかり鍛えられている場合

f:id:studio-laughstyle:20160614115419j:plain図A1

上の図A1のように赤い線の深層筋がしっかりとバランス良く鍛えられていれば、全体として大きく曲がっても骨と骨を安定させる機能が上手く働きやすくなり、一つの骨や組織にかかる負担が少なります。

つまり、オレンジ色の線の表層筋が強く働いても、深層筋が上手く働くことによって骨や筋肉などの組織にかかる力は全体に分散され、全体として上手くバランスを取れるようになります。

f:id:studio-laughstyle:20160613225110j:plain図A2

上の図A2で説明するとピンクの→が関節にかかる力を表し、大きさがそのまま力の大きさを表しています。(図の見やすさの関係で3部分だけに矢印を書いています)

この図であると、上手く力を分散してそれぞれの部位で崩壊が起こらないように力のバランスを保っています。

結果として一つの部位にかかる力は小さくなります。

これをテンセグリティ構造といいますが、これについてはまた別の記事にて紹介したいと思います。

 

深層筋があまり鍛えられていない場合

f:id:studio-laughstyle:20160614120248j:plain図B1

上の図B1は先ほどの図A1より深層筋がとても細いですね。このような状態で表層筋が強く働いてしまうとどうなるでしょうか?

f:id:studio-laughstyle:20160615155341j:plain

図B2

だるま落としを横に振ればあっという間に崩れ落ちてしまうように、安定性が少ないために各パーツが大きく動くことによって余分な力が組織にかかってしまいます。

 このことにより身体にたくさんの悪い影響が起こります。

①突発的なケガをしやすくなる

f:id:studio-laughstyle:20160615135344p:plain

図B2のように、力が一か所に強くかかりやすくなり、その部分が構造上の耐久能力を超えた力を受けると崩壊します。つまりケガをしやすくなります。

普段運動をしていない深層筋が全く鍛えられていないお父さんが、運動会ではりきっちゃってケガをするなんていうのはまさにこの典型でしょう。

②筋肉に過緊張が起き慢性痛につながる

f:id:studio-laughstyle:20160615151019j:plain

しかし人の身体はよくできているもので、一か所に力が強くかかろうとすると、そうならないように筋肉が上手く防衛反応を起こしてくれます。

筋肉でいうところの伸張反射という反応もその一つです。筋肉が伸びすぎると切れてしまうため、そうならないように素早く筋肉が伸びると痛めないように縮むよう反射が起きます。

同様に関節に痛みが出る場合も、それ以上動かかすと危ない!という信号が出ることによりその動きに抵抗する筋肉が緊張します。

普通ならケガを防止する良い反応なのですが、この防衛反応が長く続くとその部位が固まってしまい、身体のバランスを悪くし、血流を悪くし、組織そのものが柔軟性を失ってしまい、最終的には傷んで部位そのものや、関連するその他の部位の慢性痛を引き起こしてしまいます。

 

③運動の制御が行いにくくなる

大工さんがよく現場で使う組み立てられた「足場」

f:id:studio-laughstyle:20160615145846j:plain

 

しっかり作られているからこそ、その上で細かい作業や大変な作業ができますよね。

この足場がゆるゆるだったらどうでしょう?風が吹くたびに揺れ、動くたびにゆれ、重い物を運んだ時には傾き・・・とても作業しにくいですね。

深層筋はここでいうしっかりとした安定した「足場」を作るために必要な筋肉なのです。つなぎ目をしっかりと固定するボルトや紐のような役割のイメージでしょうか?

足場が安定しているからこそ、作業がしやすくなるように、深層筋がしっかり鍛えられて骨と骨との関係性が安定しているからこそ、余分な動きが起こりにくくなり、運動がスムーズに行いやすくなるのです。

足関節、膝関節、股関節などがしっかり安定しているから素早い反応が行いやすくなるのです。

膝がゆるゆるでがくがくしていては反応も悪くなってしまいます。

また深層筋がしっかり働いていると、一か所への組織への負担も減ることにつながり、②の過緊張が起きにくくなります。しいては余分な筋肉の発揮や運動も少なくなり、スムーズに身体を動かすことにつながってきます。

スポーツが苦手な子を観察すると、とても動きがギクシャクしていることが多く、この過緊張がかなりの強さで発生していることが伺えます。

 

まとめ

深層筋が弱いことによる弊害はまだまだたくさんありますが、大きく3つのことについて身体に与える悪い影響を書いてみました。

深層筋が鍛えられていると構造として安定しやすく、突発的、慢性的なケガの防止や運動の制御が上手く行いやすくなる一つの要因になることが分かりました。

弱くなると全くの逆になります。

次回のコンディショニング基礎概念の記事は、これらのことから鍛えるべき順番は深層筋→表層筋の順番が良いのでは?

ということに関連して記事を書きたいと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

take breath:)

 

Laugh Style 西村 

 

 

 

○イベント情報

【美bodyクラス体験会】

運動、ダンス初心者の方を対象とした美bodyを作るための講座体験会
日時:6月25日(土)
レッスン体験費:1クラス1000円
場所:コンディショニングスタジオLaugh Style(茨城県つくば市榎戸793旭ビルA号室)
-
講師:浅井麻里
プロフィール:幼い頃よりバレエをはじめ、様々なダンに親しむ。全国のコンクールで活躍する筑波大学ダンス部に所属し、ART.Mでは自身の創作作品でも受賞経験をもつ。同大学舞踊研究室にて学び、ダンスの活動を広げている。
-
【体験会①】---------------------------------------------------------------
クラス名:美Stretch & Body making(美ストレッチ & ボディメイク)
日時:6月25日(土)13:00~⒔:45
クラス説明:少人数制のボディメイクストレッチクラス。
深く呼吸をしながら筋肉や関節にアプローチし、身体の柔軟性を高めながら美しい身体作りを目指します。
-
【体験会②】---------------------------------------------------------------
クラス名:Start up Ballet(スタートアップバレエ)
日時:6月25日(土)14:00~14:45
クラス説明:初心者のための少人数制バレエクラス。基本から少しずつ覚えていくコースです。体が硬い方、体力に自信がない方でも安心してバレエを始められます。
-
【体験会③】---------------------------------------------------------------
クラス名: Dance Core Conditioning(ダンス・コア・コンディショニング)
日時:6月25日(土)15:00~15:45
バレエ、コンテンポラリーダンス、フロアでの動きなど、多様なダンスの要素を取り入れながら、心と身体を調整していきます。
-
【申込み方法】
件名に「体験会申込み」、本文に①お名前、②希望クラス、③年齢をご記入の上、アドレス「studio.laughstyle@gmail.com」まで、メールにてお申込みください。