未来の自分の身体はボロボロ?!そうならないために子どもの内に獲得したい能力
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未来の自分の身体はボロボロ?!そうならないために子どもの内に獲得したい能力
この記事では、取り返しのつかない怪我や病気をする前に、ご自分の身体と向き合う時間を少しでも持つ重要性を知っていただきたい、という内容を書いています。
そして身体と向き合う重要性を知るためには、経験者が自分の経験を伝える、根気よくその必要性を説いていく、そして気付きを与えるという活動が必要になってくるでしょう。
今回は筆者の経験から始まり、子どもの内に獲得したい能力をいくつか挙げ、皆さんの生活がより豊かになるための参考となっていただければと思います。
もちろん大人の方でも重要な項目ですよ!
筆者の身体ぼろぼろ人生
この記事を書いてます2019年9月現在SNSで自分の10年を振り返る、という記事が流行っているようです。
そこで自分の10年を振り返ってみるとこのようになりました。
23歳:大学院入学、パフォーマー目指す
24歳:パフォーマーに専念
25歳:身体が壊れ手脚が上手く動かなくなる、夢断念、鬱
26歳:卒業してインストラクター業に専念
27歳:仕事に専念
28歳:体調が悪くなる、鬱
29歳:スタジオ開業
30歳:身体回復し始める
31歳:身体についての啓蒙活動
32歳:人生観の変化
33歳:結婚
ストーリーが分かりやすいように11年分書いているのは置いといて、基本体調が悪くない時は精神的にも悪くなって上手く生活を回せていないことが分かります。
自分がやりたかったことができずに歯がゆい思いをし、自分らしさを発揮できずにどうしようもない焦燥感と虚脱感に苛まれたことを覚えています。
これが原因で今の業界(トレーナー、運動指導者)に足を踏み入れることになります。
自分の周りのトレーナーさんやセラピストさんも大なり小なりこのような体験がきっかけの一つとなって今の仕事をされていると良く聞きます。
身体に関わる仕事を始めてから、なぜ自分の身体が壊れていったのか、負担のかけないための身体の使い方はなにか、どういう生活をすれば身体が回復するか、などの知識と経験を自分に適用し、その結果徐々に心身が回復していき、生活の質がかなり上がりました。
そこで得た知識の一部を皆さんに紹介したいと思います。
姿勢が崩れる始めの部位
姿勢というものは色々な部位から連鎖的に崩れていくのですが、いくつかその出発点、ドミノの始めとなる部位があります。
それは、
・顎
・肋骨
・足部
です。
もちろん他の部位も色々な部位に影響を与えるのですが、この部位が大元というわけです。
というわけでその部位を上手く使えるようにする必要があります。
獲得したい能力①~顎を自由に動かせるようにする~
というわけで一つ目の顎です。
下顎を色々な方向に動かせるようにしましょう。
前にアイーンのように出したり、顎をなくすように後方にひっぱたり、
または左右にずらせるようになりましょう。
一方向動かして戻してを10回ほど行ってみましょう。
おそらく苦手な方向があると思います。
特に顎を引く動作は背骨をニュートラルポジションという重力に負けない姿勢にする特に必要な感覚の一つですのでぜひできるようにしておきましょう。
また左右で顎のバランスが違う方、顎が動かしにくい方の肩も連鎖的に動かしにくくなってしまいますのでぜひできるようにしておきましょう。
痛みが伴う方は無理をしないでくださいね。
獲得したい能力②~風船をすぐに膨らませる~
次は肋骨です。
その指標として風船をすぐに膨らませるか、が一つの指標になってきます。
これを素早く5回程度膨らまして、しぼましてを繰り返してみましょう。
しかしこれができないどころか風船が膨らませない子もいますよね?
そういう子は肋骨の姿勢が悪くなってうまく腹部と胸部の圧力を高められない状態になっています。
例として、しぼんだ風船はぺちゃんこですが、膨らむと重いものでも持ち上げてしまいますよね。
人間も同じで圧力がなくなると重力に負けて下がりたくなりますが、圧力が高まると上に伸びる力が働いてきます。
しかし人間様は生活をするためにぺちゃんこになってる暇はないので、圧力がない状態ではどうするかというと無駄に筋力を使って姿勢を維持しようとするわけです。
それが余計な疲労やケガの原因となるわけです。
上記の風船を膨らますことができない人は、おへその斜め下、下腹部の横辺りを指で押さえながら、その部分を膨らますようにして、息を風船を膨らますようにふーっと吐く練習をしましょう。
右の下腹部を押しながら10回程度、反対に左を押しながら10回程度できるだけ長く息を吐くようにして行いましょう。
左右で差がある人も多いと思いますので、膨らますのが苦手な方を特に練習してみましょう。
獲得したい能力③~爪先に対して膝が外に向けられる~
足の位置も大事です。
なぜなら身体が始めに地面から力を受ける場所であり、ここが歪んでいるとその上の部位がかなり無理をしてしまうからです。
積み木の始めの部分をななめに置くと後々積むとき苦労しますよね?それと同じことが身体にも起こるわけです。
というわけでその歪みを直す意識の一つとして
足の爪先に対して膝が外に向けられるようにすることです。
これができると足のアーチが持ち上がり、結果として力を上手く伝えられるようになったり、衝撃吸収が上手にできるようになります。
ちなみにこれは姿勢のことではなく、運動としてできるか?ということです。
おおよそ走ったりジャンプしたりするのが苦手な子はこの動きができないです。
だいたいの目安として足の人差し指辺りと膝の真ん中辺りから線が出てるとイメージして行ってみてください。
膝を軽く緩めて肩幅にし、親指のつけねを床から浮かさずに左右10回程度膝を外~内と捻る練習をしてみましょう。
写真のようにバンドをつけて外に開く練習もいいですね。
獲得したい能力④股関節の動きを良くする
上記の3つではないですが、以前紹介しました股関節の機能を良くするヒップヒンジもできるようになった方が良いです。特に腰痛持ちの方はできた方が良いですね。
こちらの記事からどうぞ。
studio-laughstyle.hatenablog.com
以上4点、身体の使い方の観点から獲得したい能力を書いてみました。
人によってはどれも難しいという方も結構いらっしゃいます。
あせらず少しづつできるように継続して行っていきましょう。
これらが小さいうちにできるようになってくると成長してからも身体に負担のかけづらい身体になり、筆者のようにケガで苦しむ可能性が少なくなってきますのでぜひチャレンジしてみましょう。
どうしてもできない方はお近くのトレーナーさんやセラピストさんに相談してみてくださいね。
体が動きたくなるような楽しい人生を。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
LaughStyle 西村
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